181224:
枚岡さんとぼく・その2
category: からだをととのえる
大阪市阿倍野区の松崎町界隈もどうやらクリスマス寒波の影響で、明日からようやく冬らしい寒さが訪れるようである。
滝行については岡島瑞徳先生が天台修験の一派である五流尊瀧院で得度され先達を勤めるところまで修行をされていた(野口整体の野口晴哉師が武州御岳山の「綾広の滝」で気合法を修行されていたり密教の行法から多く取り込まれていたことから、先生も研究のために入られたのかと思う。)ので、
調息整体やヨガの修行の一環として主に神奈川県の洒水の滝で中心感覚研究会の会員さんを連れて研修を行っていたし、関西でも指導員などの弟子には推奨し作法を書いた次第書を渡してもいる。
ただぼくが入会した後は関東で一回、研修会が開かれたぐらいで関西では開かれず、結局、ぼく自身は上の先輩方から話を聞くだけで中心感覚研究会では滝行を体験することはできなかった。
それから2008年の10月に岡島先生が亡くなられ中心感覚研究会が解散して以降も滝行には縁がなく(何度か先輩から教授してあげると言われたり、各地で開催されている滝行の会など参加しようとも思ったがどの場所もピンとこず、実現しなかった)ずっと憧れていた。
今年の5月、開業から背負った重荷やその後の責任が一段落したぼくは、5年前に存在を知ったものの余裕がなくて行く気が出なかった枚岡大社さんのことをふと思い出し久しぶりにHPを見直してみた。
色々とHP内を閲覧していると、5年前に見たときにはなかった「禊行研修会のご案内」のボタンを見つけた。「おお!!面白そうなのがあるぞ!!」と思いそこをクリックすると、神道行法研修会の案内のページが出てきた。
この研修会は平日の午後1時から5時間ほど神道の行法である禊行と鎮魂法を伝授してくれる一般人が参加可能な研修会で5月~9月の期間で月1回、行われていて、禊行は行われる場所によって海や川に浸かるなど様々なのだがこの研修会では境内の中にある二条の滝で行われる滝行!!だった。
「おおおおおおお!!!!!」である。
しかも、禊行だけでなく鎮魂行の伝授も研修内容に入っている。
鎮魂法とは禊行が心身の浄化の行であることに対し、自らの霊魂を振い起こし、神気を招き心身に鎮めることで自らの霊魂を安定・充実させ、その霊性や霊能を十分に発揮させる。
つまり生命エネルギーを高め活性化を図る行法のことで、明治の古神道家、本田親徳の本田流鎮魂法や大和の石上神宮に伝えられ神社庁で推薦されている石上流鎮魂法他、幾つかのやり方があり、枚岡さんではもちろん、石上流鎮魂法を伝授してくださる。
実はこのHPを見る数日前に神伝霊学奥義や霊学講座を読んでいてこの日本式気功法のことを知りネットで良い資料を探していたところだった。
また、この研修会も神職さんの日記を読むと、最近、二条の滝の使い方を教えて欲しいという問い合わせが多くなり、ならばと言うことで2~3年前から始められたとのことだった。
正直、5年前に枚岡さんを知った時に参拝をしていれば、この先ずっと研修会の存在に気がつかなかったと思う。
禊行と鎮魂行、共に知りたい、体験したいと思っていた矢先の余りにも出来すぎた話しに首を傾げたまま、このご縁を生かすべくぼくは早速、研修会の申し込みをしたのである。