はまな調息堂

はまな調息堂ウェブログ:日々の堂主

調息整体指導室/はまな調息堂の堂主が、
からだを整えるということや日々の活動について
考えたことを綴ります

2016年07月30日:

夏が来たっ!!、のだけど、2016年の夏は記録的な猛暑になるらしく、 ここ大阪は阿倍野区松崎町も連日、30度を越える暑さが続いている。

20160814-fb_img_13769735929742707.jpg

いくら、
選択したのは自分、誰のせいでもなく自分が望んだから今になってる。
と分かっていて覚悟していても流せるものばかりではなく、
たまにダメージを受けることもあるわけで、

今月は、特に先週は、そんなことが続いて心のエネルギーを垂れ流し、お陰で今週はガス欠気味での低空飛行。

笑顔も素直に出せなくなってた、
そんなちょっとヤサぐれた週の金曜日

訪問医療マッサージのバイトで、個人宅の寝たきりの女性の患者さんを訪問。

まだ、通いはじめて数ヵ月、他の先生方と交代で週三回通ってるその方は、もうすぐ90歳の声が聞こえる方で、とても品のいい素敵な方
お体が華奢なのでとても繊細に施術を進めなければならない、集中力のいる方でもある。

30分ほど全身の関節を緩めて、なんとか終わったと「ほぉーっ」と一息ついたあと、彼女の手を握り

「今日はこれで終わりです。ありがとうございました。」

そして、「もう少しいたいけど」という気持ちを込めて、

「また来週きますね。」

と言うと、いつもなら、

「ありがとう、気持ちよかったわぁ」

と仰ってくださるのだけど、なぜか、

「もう終わりなの??さびしいわねぇ・・・」

と、普段は言わないことを言い
続けて、

「ところで、先生、お願いが有るんだけど・・・、私を名前で呼んでくださる??」

と仰って可愛く笑った

その瞬間、なんだろう??胸にふわぁっと温かいものが広がって、なにかに満たされたぼくは、とても嬉しくなり自分の中で一番のとっておきの笑顔が自然と出たのだ。
そしてその笑顔のまま、再び、

「○○○さん、また、来ますね、お会いできるの楽しみにしてます!!」

と告げ、
さっきよりももっと可愛い笑顔になった彼女を見届けて、
その家をあとにした。

バイクに乗ったぼくは彼女の笑顔を思い出すとどんどん嬉しくなる。
そして、暑いだけたった世界は輝きの世界に変わり心は温かなエネルギー満たされ溢れかえっていた

やさぐれてた金曜日は、こうして、とても大切なものをいただいた嬉しい金曜日になった。