はまな調息堂

はまな調息堂ウェブログ:日々の堂主

調息整体指導室/はまな調息堂の堂主が、
からだを整えるということや日々の活動について
考えたことを綴ります

開業してから3回目のGWが来てしまった。
4回前は大阪は阿倍野区松崎町にあるこの物件を見つけてどたばたしていた。
ほんのすぐ前のような気がするのに早いものだ。

ご縁のあった全ての方には感謝の念しかない
本当に有難うございます。そして、これからもよろしくお願い致します。

閑話休題

一流の表現者が持つ「」や「凄み」はいったい体のどの部分に現れるのだろう??

生前、岡島先生は

「一流の表現者は腰椎3番のズレが普通の人に比べて少なく、中心に存在している。」

という説を唱えていた。

腰椎3番とは「お臍の真裏=体の中心」に位置する椎骨であり、人の「動きの要」で、この椎骨が硬直し異常が起れば指一本動かすことができなくなり(所謂、ギックリ腰)、そして誰でも中心からズレがあり、それがその人の個性を表すという「体の総元締め」の様な骨なのだ。

一流の表現者は、その腰椎3番が理想の位置である中心に近い位置にある。
(と言う事は、整体的にはとても整っている体でもある。)

おそらく野口晴哉師の説ではなく岡島先生独自の説だと思うのだが、実際、先生はBABが出版している雑誌「秘伝」の連載企画で様々なジャンルの一流の方と対談し操法を行って検証したり、
(その幾つかはBAB刊、「達人の身体を読む」にまとめられている。)
奥様が脚本家の田淵久美子さんだった縁で、「篤姫」放映時に徳川慶喜役で出演していた平岳大氏に乞われて「世界的な一流の役者になるためのメソッド」を考案しようとした。

(できた分は伝えたようだが、それからすぐに逝去されたのでどれだけの効果があったのかは分からない。なにせ、平さんは平幹二郎、佐久間良子、という名優をご両親に持ち、ご自身もエリート社会人だったのに本当に役者になりたくて27歳で転向したという人なので、そんなメソッドがなくても頭角を表すだけの才と気持ちを持っている人なのだから。)

ぼくも対談された方々の中の一人の方をその方のご好意でほぼ毎月、操法をさせていただいているのだが、もちろん腰椎3番は普通の人と比べ物にならないぐらい中心に位置しているし、驚くほど整ったお体をされている。

ただ、ぼくには分からないことがある。

The Rose」という歌がある。

ジブリの「想いでぽろぽろ」の主題歌「愛は花、君はその種子」の原曲と言えば、「あぁー、あれね!」と頷いてくれるだろうか??
ロックの天才、ジャニス・ジョプリンをモデルにした同名映画の主題歌として1979年にベットミドラーが唄い大ヒットした。

Rose繋がりでもう一つ、

La Vi en Rose」という歌がある。

邦題は「バラ色の人生」、シャンソンの神様と呼ばれたエディット・ピアフがイブ・モンタンとの日々を思って作り、ルイ・アームストロングがジャズナンバーとしてカバーし世界的にヒットした名曲だ。

ジャニス・ジョプリンとエディット・ピアフ、ジャンルは違えど二人とも聴く人の魂を揺さぶる天才的歌手であり、また、ジョプリンが26歳でピアフが47歳でと若くして亡くなったことも共通している。
彼女たちが夭逝したのはその退廃的な私生活の為だ。
若い頃から酒とタバコ、そして薬物に手をだして中毒となり、なんども入退院を繰り返した。

もちろんぼくは彼女たちの体を観させてもらったことはないので本当のところは分からないが、恐らく体は手もつけられないぐらいガタガタだったんじゃなかろうか??と思う。

実際、映像を観ると、ピアフの最晩年はおばあちゃんの様な容貌をしていたし、ジョプリンも26歳にしては10歳以上老けているように見える。

だが、彼女たちの魂を揺さぶり多くの人を引き込む歌唱力は死ぬ直前まで健在で、最後の最後まで失われることがなかった。
腰椎3番が恐らく整っていなかったはずなのにだ。

これはなんなのだろう???

以前、FM大阪で音楽担当をしていたことがある元同僚にこの疑問をぶつけてみた。
彼は、

絶妙なバランスで奇跡的にその位置に収まっていたんじゃないか??
一曲しかヒットしない人とかも、たまたま偶然にその時だけその位置に収まってヒットしただけで、その後がズレてしまったからダメになったんじゃないのか??

という説を立ててくれた。
そうかもしれない。
そこから、

ひょっとすると「一流」と言われる表現者は、普段の体がどんな状態にあってもその表現をするときは腰椎3番をその位置に持っていくことができる能力を有するのかもしれないし、
生まれながらにそれが出来る表現者を人は「天才」と呼び、さらに訓練して自在に出来る人を「名人」「達人」と呼ぶのかもしれない。

という仮説を自分なりに立ててみたのだけど、どうにもはっきりしない。

はっきりさせる為には、もっと精進して様々な方のお体を観させていただかなければならないのだけど、さぁ、ぼくは、この謎を解き明かすことが出来るのだろうか??

調息整体指導者としてのぼくの最大のテーマなのである。

先日からとうとうここ大阪市阿倍野区松崎町にも寒波が到来。
連日、堂主人はお風呂の湯船から中々出て来られず難儀している。

それは一年ほど前になるだろうか??

バイト先の営業さんから

「新しい患者さんなんやけど、背骨のこの場所は何が悪い、この場所は何が悪いて、分かる先生をお願いしたい。て言うてはんねやけど、のんちゃん先生、行ってくれへんかなぁ??」

という不思議な依頼を請けた。

70代後半の女性で、右股関節が変形し今は両股関節に痛みがあり歩くのがままならず、横になっても側臥位は無理で仰臥位、うつ伏せにしかなれない。また、産まれた時に心室中隔欠損、数年後には腎盂炎を発病。現在は肝臓に結石もある。
という複雑なお体をされている。

そもそもバイト先は寝たきり高齢者を訪問し機能訓練(いわゆるリハビリ)をして生活の動作の向上を図ることが主な業務で、堂で行っているような不調を正していく業務は機能訓練にあまり意味がないごく限られた場合のみになる。
だから、バイト先のパンフレットや宣伝もそのような書き方をしているので、最初から治療をしてほしい方の依頼は介護事業所の紹介でない限り先ず来ないのだが、今回はその方からの直接の依頼で地域広報誌に出した広告をみて「ココだ!!」と思い問い合わせて下さったとのこと。

さらに言うと、どの椎骨に異常があるかで体のどこが悪いかを見抜くという技術は、カイロや整体などの特殊なものは別にして、手技よりも本来は鍼灸師の方が得意なのだけど、

「今まで近くの整体院や鍼灸院など色々と受けて来た経験でそのことは知っているが、以前、病院で、ある理学療法士さんからその先生しかできない技術をしてもらい治してもらって良かったので、鍼より手技の方を希望したい。」

と仰る上に、続けるかどうかは一度受けてからにしたいという。

ますますもって不思議である。

これは訪問してもすぐにお断りが来る完全に「地雷案件」だと思ったのだが、営業さんによると他の対応できそうな先生方はスケジュールが詰まっていてぼくが行くしかない状況らしく、とにかく通うことになってしまった。

初めての訪問の日、玄関のチャイムを鳴らし待っていると、出て来られたのは想像していたのとは正反対(試す患者さんは信頼を得るまで怖い雰囲気の方が多いのだ。)の声も雰囲気も朗らかな明るい方で、少し安心したのを覚えている。

初回は普通にバイト先で決められた通りのマッサージと運動療法を20分程行い終了。
お断りやろな~っと思っていたら、

「うん、これから『先生が』来て下さい。」

と、何故か嬉しいことに指名の許可が出て週2回で通うことになった。

最初の2ヶ月ぐらいは普通にマッサージと運動療法で対応しそれなりに結果が出ていたものの、2週間近い海外旅行に行かれてからは痛みがひどくなり、施術してもあまり変化がでなくなってしまった。

そこで悩みに悩んだ末、相談の上で調息整体の操法を行ってみたところ、ぼくは自信が全く無かったのだが、どうやら感触が良かったらしく、

「ぜひ、それを続けて欲しい。」

とのことで、それからは操法のみに切り替えて対応することになる。

更に2週間ほど経った頃だろうか??話の流れで患者さんが、

「先生はこういう人で、こういう性格やから・・・。」

と、普段はぼくが彼女に話しても見せてもいないことをすらすら話し出した上、

「私、見ただけで色々と分かるねん!!、最初に先生を見た時に分かっててん。いつか言ってあげなあかんな~って思ってたんよ~。」
「それに治療院のパンフレット見たときにここやと思って、ほんで先生みてこの人やわ~って。別の技術もってるんも最初から分かってたんよ~。」

と言うではないか!!。

ここでようやく、あの不思議な依頼に合点がいった。

彼女はぼくに整体を依頼するためにあんな注文をつけたのだ。

(ぼくは20年近く前に彼女のような方に出会わせてもらっていた関係上、疑うことなく、すんなり納得できた。)

とはいえ、そこから現在まで4ヶ月ほど操法をつづけているものの、初回と同じで自信が無いのは全く変わらず、いいのかなぁ??大丈夫かなぁ??と自問自答しながら行っている。
ただ、お体の方は全体の緊張感も抜け、痛みの訴えが少なくなって来たように思うからそれでいいかなぁ??・・・

と悩んでいたら、つい先日、半年ぶりに整形を受診された彼女から、お医者さんから、

左の股関節は何とも無し!!、右は・・・手術しなあかんねやろうけど、何故か歩けてるしなぁ・・・、痛みが酷くならんかったらええわぁ。

と言われ、次回の診察が一年後(今までは半年)になったことを教えていただき、

「先生、これからも頼みます~。」

と笑顔で仰っていただいた。

やっぱり、不思議なのである

とうとう9月にはいりここ大阪阿倍野、松崎町も朝晩が冷えるようになってきた。
こうなるとだんだん「冷え」に対しての注意が必要になってきて、ぼくの周囲にも体を冷やしてしまって体調を崩している人が増えている。

治療家で(調息整体の指導者は厳密に言えば違うのだけど。)あるならば、新しい患者さんと出会うと必ずその患者さんを「治す」ことを考える
「症状=悪い=異常な状態」を改善し「正常な状態」にもっていこうと考える。

そして患者さんには、
「~回受けて下されば、治りますよ!!」とか、「何日は、治るまでにかかりますねぇ~」
なんてことを言う。

でも、ぼくはこの言葉をおいそれと言えない
それだけの確信をもっていれば言えるのだろうけど、ぼくにはその確信が無い。
一応、ぼくもこの仕事に就いて15年以上になるから、患者さんの状態から大体の見通しを立てることは出来る。
でも、やっぱり言えない。

なぜならぼくは「治った」状態が分からないからだ。

いや、調息整体的に「これで良いんじゃないか??」って状態ならば分かる。
でもそれが「治った状態」なのかが分からないのだ。

そもそも「治った」という状態は、その治療技術によって大きく違う
現代医学が「治った」と認識している状態と東洋医学で「治った」と認識する状態は現代医学は違うし、手技療法だけでも、整体が良しとする状態、カイロが良しとする状態、指圧が良しとする状態、それぞれが各々で違う。

以前、慢性の腰痛で悩む方が来院されたことがある。
整形では筋肉の問題と言われ、様々な治療院を巡り様々な治療法を受けまくったものの、 本人曰く「全く良くならない」とのこと。

「治せる自信はないですよ??」と前置きしてから指導を行い、ここまで変化が起れば大分変わるだろう??という段階までもっていって、患者さんに試しに色々と動かしてみたものの、

まったく変わってない。

だった。

来た時と違い帰りはかなり軽快に歩いて帰っていったにも関わらずである。
「これは長期戦になる、一年以上かかるかなぁ??」と思いその旨伝えて通ってもらったものの、芳しくなかったようで、結局半年過ぎたぐらいで来なくなってしまった。

また、同じ腰痛患者さんで腰痛だけでなく様々な気になる症状を持っている患者さんが来院されたことがある。

メインの症状である痛みは一回で改善したものの、それを引き起こしている骨盤のズレ、体全体の緊張感やそれに伴う諸症状は改善しておらず、このままでは痛みも再発することが目に見えていたので、状態を説明し定期的に通院してもらうことを提案したものの結局それから来ていない。
(痛みは良くなってるのは紹介してくれた友人から聞いた。)

前者は術者であるぼくは改善してると思っているのに、本人がそう認識しなかった
後者はその逆で、術者は改善していないと思っているのに、本人は「治った」と認識した。

両方、来院されなくなったのは、ぼくの実力不足として、この二人に共通することは、
自分がどう認識しているか??」である。
ひょっとすると治った治らないというのは、本人の認識しだいなのかもしれない??

実は岡島先生の師である野口晴哉師はこういう本人の認識を変化させることにとても優れていて、「潜在意識教育」と名づけて弟子に伝えようとした。
(岡島先生からも水野先生からもそのメソッドを教わってはいるものの、ぼくはまだまだ使いこなせていない。)

でも、それだけではない気もしている

治る」と言うこと。

これは簡単なようでいてなかなか答えの無い難しい問題なのだ。

20150906-629.jpg
20150906-kimg0606.jpg

大阪の夏は山に周りを囲まれた瀬戸内海の湿気が地理的関係で大阪平野に貯まるので、毎年、気温の割りに湿度が跳ね上がり不快指数が全国トップレベルになる。

特に今年の夏は、どうも数年ぶりの記録的な猛暑らしい・・・

堂のある阿倍野区松崎町もとても暑く、例年なら爽快なはずの朝の6時頃ですら湿気で肌がベタベタになってしまうし、昼間に自転車を走らせると幾層もの熱の壁に突っ込んでいくような感じがする。なので、8日の立秋には燦燦と照りつける太陽を目にして、「絶対まちがってる」と思わず暦を作った人を恨んでしまった。

こんなだから、2日前の8月7日だけでも全国で「熱中症1136人搬送、 4人死亡、9人重体」という事態になっている。

とにかく暑い!!

まぁしかし整体を嗜む者として、ただ暑い暑いと唸ってみても芸が無いので、これからお盆も迎えることだし、整体的な夏の過ごし方を書いてみようと思う。

まず、熱中症について。
大塚製薬のサイトが詳しいので、その種類と症状を引用してみる。



熱失神:皮膚血管の拡張によって血圧が低下、脳血流が減少、脈は速くて弱くなります。
*特徴・めまい一時的な失神顔面蒼白

熱疲労大量に汗をかき、水分の補給が追いつかなくなり、身体が脱水状態になる。
*特徴:全身倦怠感悪心嘔吐頭痛集中力や判断力の低下

熱射病:体温の上昇のため中枢機能に異常をきたした状態。意識障害がみられたり、ショック状態になる場合もあります。
*特徴:体温が高い意識障害呼びかけや刺激への反応がにぶいふらつく 言動が不自然になる

なのだそうだ。

予防としては、
水分と塩分の補給:利尿作用(排尿を促す作用)のあるお茶冷たすぎるもの避けて水分をこまめに取る。
塩は舐めてみて甘さを感じたら体が欲しているので、甘みが苦味に変わるまで舐める。

適度な睡眠と、余り長時間暑いところにいない。

そして熱中症になった場合は、

まず、

衣服を緩め日陰の風通しの良い場所に移し、足を頭より上に上げて寝かせる。

生理的食塩水水1リットルに対して9gの食塩)か、できれば経口補水液水1リットルに対して砂糖大さじ 4と1/2食塩小さじ 1/2、あればレモン果汁大さじ2)を飲ませる。
*緊急時には、「コップ一杯の水ひとつまみの塩一握りの砂糖を入れる」でも良い。

脇下鼠径部首の前横側頚動脈)+頭部第3調律点(頭頂部、いわゆる百会)を冷やす
 氷やアイスノンなどがあればこれで良いが、無い場合は水を霧吹き状にして体にかける。
*頭部第3は腎臓と関連し体熱が集まる処なので、ここを冷やすと全身が冷える

できる人ならば、

・「鳩尾に愉気」をする。

・めまい、失神、痙攣、頭痛、などが起った場合には、「脳活気神法」を行う。

*そして回復しても医療機関に行かせることと、重い症状や適切な処置が取れない場合は、迷わずに救急搬送をする。

次に、一般的なものとしては、

・寝苦しく睡眠が浅い場合は、頭部第3調律点を適度に冷やす

夏バテの予防に、朝の起き抜けに蜂蜜を小さじ1程度舐める

ヨガの呼吸法として、体を冷やす効果のあるスイッタリーや夏バテの予防にスクハ・プルバクをしておくと過ごしやすい。

とにかく堂主としてはこの記録的な猛暑を皆さんが、深い息を保って、楽々悠々、元気に過ごされることを願う限りである。

調息堂開業の一年前、阿倍野区松崎町にまだ移住していなかった頃の10月、チェンマイに語学留学されていた関西CS研究会の顧問、福島先生の御自宅に10日間程ホームステイさせていただいたことがある。

本当は北タイのストリートチルドレンを保護する活動をしているアーサー・パッタナー・デック財団に先生が10年以上関わっておられる縁でそこの活動に参加させていただくはずだったのが、日程の関係からほとんどチェンマイ観光になった。

日本とは違う華やかできらびやかな仏教寺院、アジアの様々な文化が混沌のようにいりまじった市場やナイトバザール、現地の料理(北タイ料理)・・・・・
どれも驚きの連続で、一日中、いや、寝ている間も異文化のシャワーを浴び続け、7日目頃から風邪を引いてしまった。

日本は過ごしやすい秋になったのにまた高温多湿の地域に飛び込んだのも原因の一つなので、早朝に帰国して数時間眠ったら一気に経過したのだが、それから数日間は鼻をかむとドロッとした鼻血がドバドバ出る日が続いた

どうも神経系統が極度に緊張をしていたらしい。

福島先生には地元の人達の生活を感じたいとお願いしていたので、食事は先生の借りている家の大家さんのお手伝いさんの手料理か現地の人が通う食堂で、せっかくだから日本では食べられないものを頼むよう心がけていた。

面白いことが起きたのは、チェンマイ大学の東側にある現地の人が行くクイッティオ(麺料理のこと)屋さんでスープが真っ赤な色をしたクイッティオを食べた時だ。

20150602-kimg0472.jpg

そのどうみても怪しい色したクイッティオが運ばれてくると頭は好奇心いっぱいでワクワクしているのだが妙に息が苦しく、確かめてたら水落がカチカチに固まりお腹に息が入らない状態になっていた。

まずはスープを蓮華で掬い口に含んで味を確かめようとしたら、さらにどんどん水落が固くなるのが分かる。
口に含んでみると意外に普通のあっさり塩味で辛くも無く(そもそも北タイ料理は辛くない。)、日本人好みの味で拍子抜けし安心もしたのだが、やっぱり水落が緩まない。変な汗さえ出てくる。。。

なんのこっちゃない、意識が安全なものだと納得しても、自分の経験では想像すらできない料理に本能がずっと警戒し続けたのだ。
恐らく、どうみても紫蘇ジュースにしか見えない見た目なのにあっさり塩味というギャップも警戒が解けなかった理由ではないか???食材が想像できないのである。

味が美味しかったので完食はできたのだけど、そこから半日ぐらいやっぱり水落が緩まずフラフラしていた。体のほうも吸収して良いのか??体に毒じゃないのか??おっかなびっくり消化してたんだと思う。
(以前、在日の方にいただいた韓国料理で見た事もない食材が出てきても平気だったのは、その方がどういうものか解説してくださったからかもしれない。)

帰国後、タイに詳しい先輩にその料理の話を聞いたところ、豚の血を出汁に使うスープがあってそれじゃないか??ということだった。

なるほど!!!!!と心身ともにそこで初めて安心できたのだけど、整体的に本当に面白い体験だった。

20150602-kimg0471.jpg 20150602-kimg0470.jpg