はまな調息堂

はまな調息堂ウェブログ:日々の堂主

調息整体指導室/はまな調息堂の堂主が、
からだを整えるということや日々の活動について
考えたことを綴ります

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大阪は阿倍野区松崎町の周辺も漸く暖かくなりはじめほっとしているのだが、
4月13日で前骨髄球性型白血病で入院してから15年が経過した。
白い壁に囲まれた狭い病室で絶望と孤独に押し潰されそうになっていた当時、今の自分が想像できただろうか??
出会って下さった全ての方々にただただ感謝するしかない。

先日、患者さんとの会話の中でぼくがある言葉について否定的な意見を述べたのだけど、その理由をどうしても上手く説明できなかった。
患者さんの状態的にも野口整体の考え方としてもとても重要なことだったのでなんとか理解して欲しかったのだが、結局別の解釈をされてしまった。

せっかくなので、何が言いたかったのかをまとめてみた。

ぼくがその言葉を避けるのには意味がある。

あなたがその言葉を使っている限り、あなたがその状態から逃れることは出来ない。
だってその言葉を使うたびにあなたの潜在意識は、
その状態になった

特別な存在

であることを肯定し続けるのだから。

肯定し続ける限り、あなたの潜在意識はその状態になる免罪符を手に入れてしまう。
免罪符を手にしている限り、あなたは本質的な変化を起こさない
様々な理由をつけて変化を起こす出来事を拒絶する。
そして
拒絶した自分を肯定する。

あなたの顕在意識はその状態を望んでいないと思っているのに

あなたは別にその状態になったから特別な存在になったわけではない。
この世に生まれ落ちたその瞬間からあなたは特別な存在だったし、
今も変わらず特別な存在のままだ。

それは奇跡的なことなのだ
世の中のありとあらゆる存在に感謝しても全く足りないぐらいに。

そこに気がつかない限り、あなたはそこから抜け出すことはない。

だからボクはその言葉を避けるのだ。