はまな調息堂

はまな調息堂ウェブログ:日々の堂主

調息整体指導室/はまな調息堂の堂主が、
からだを整えるということや日々の活動について
考えたことを綴ります

各講座、個人指導の担当・水野靖

月末コース

  • 6月27日(土)
    14:00〜15:00 自働運動・愉気法の会
    15:00〜19:30 個人指導
  • 6月28日(日)
    14:00〜15:30 CS体育(CSヨガ)
    15:30〜17:00 個人指導
    17:00〜19:00 調息整体法講座
  • 6月29日(月)
    12:30〜16:30 個人指導

定例コース

  • 調息法ゼミ(火)2・9 ・16・23日 19:30〜21:00
  • 第二日曜日 14日 18:00~19:30

個人指導(操法)

  • 土曜日 13・20日 14:00〜17:00、6日はお休みです。

料金

  • 講座:
    個人指導・5000円
    CS体育・2500円
    調息整体法講座・3500円
    調息ゼミ・1回 2500円、チケット8回 15000円(体験受講は1000円)
    自働運動と愉気法の会・ 1000円
    ※調息ゼミの体験受講以外、入会金と年会費が別途必要になります。
  • 新入会員の方は初年度が入会金+年会費・5000円、次年度から3000円
    家族会員の方は入会金・3000円、年会費が一人につき1000円

お問い合わせ

  • 06-6845-6250(夜10時まで受付)
    当日受付・携帯090-4767-2905
  • はまな調息堂06-6628-7714

会場

大阪市営地下鉄谷町線中崎町駅、2号出口より北に徒歩2分、パラディテレステ3F

地図

各講座の内容のご紹介
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世の中は日本刀ブームだそうで、なんでも「刀剣乱舞」だかいう日本刀を擬人化したブラウザゲームがその火付け役で、鑑賞セミナーなどに多くの女性が殺到しているんだとか??
確かにわが阿倍野区松崎町の調息堂の近くにあるコンビニ数件にも日本刀関連の書籍や雑誌を見ることが多くなった。

調息堂主人も小学校の頃から高校卒業まで、小さい体格とヘタレの為にまったく強くはなかったものの剣道をたしなみ、膝を傷めて出来なくなった今でも別の形で刀や武の世界に関わっていて、それが整体の世界に飛び込むきっかけの一つにもなっている。

ある知人がそういう「武」に縁のあり続ける人は、「血が呼ぶのだ」と言っていた。
血が呼ぶ、つまり両親どちらかの先祖が武家の人が多いのだという。
統計をちゃんととったわけではないのだけど自分の周りの「武」に関わり続けている友人数人に聞いたところ、やっぱり両親どちらかの先祖が武家の人が多かったので、そういうもんなのかな??と、信じてみることにしている。(そういうもんだとカッコいいし・・・)

かく言うぼくの先祖も父方が武家だ。
大分遡ったところで本家から別れ、父親も次男で家をでているし、母方は農家の家なので薄い血ではあるものの、遠州浜松では有名な逸話に関わった人の子孫らしい。

らしいというのは、明治の廃仏毀釈で村(現、浜松市平松町)の寺が焼き討ちにあい預けていた家系図が焼けたのと、蔵に泥棒が入ったり戦時中の供出で具足類をとられたりしたために、ほとんど証拠が残ってないからである。(その蔵つきの家も折からの不況で土地ごと売りに出され、今では新しい家が建ってしまっている。)

昔、父に聞いた時もどういう人なのか名前すら良くわかってなく、その手がかりも父が小さい頃から聞かされていた、

「家の先祖は悪いお姫様を斬った人だ」
三五郎様と呼ばれていたらしい。」

という言い伝え??だけで、我が家では長い間の謎だった。
それがネット時代の凄さで、暇だった次姉がちょっとグーグルさんに尋ねてみたところ、あっさり特定できてしまった。

野中三五郎重政

この人がうちの先祖(らしい人)である。

遠江国、藤原北家の血をひく豪族である中安氏の出身で、徳川家康の家臣として三方ヶ原の合戦に従軍、そこで武功を挙げ注目された武人として優秀な人であった。
そしてその合戦の6年後、彼は日本刀剣史においても日本史においても有名な事件の主要人物として関わることとなる。

築山殿暗殺事件

天正7年8月29日(1579年9月19日)に正妻で今川家の娘である築山殿を家康公の命により騙して連れ出し、遠江国小藪村で自害させた事件。
その首謀者の一人で介錯人を務めたのが野中重政であり、この時、介錯に使われたのがあの「村正」で、村正が妖刀と言い伝えられることになる由縁の一つとなった。

殺害時に38歳だった築山殿からは「七代まで祟ってやる」と言われ、命じた家康公からは「馬鹿正直に殺さなくとも他の仕様があったろうに」となじられ、主君勤めに嫌気がさした彼は故郷の堀口村(恐らく現平松町)に隠遁することになるのだが、
子孫に聾唖の姫が生まれたり、浜松城に怪異が度々起きたことから、築山殿の遺体が埋葬されている浜松市中区広沢の西来院に供養塔を建てて毎年祭りを執り行い慰霊に努めたとされる。

この築山殿、悪い妻女としての話が流布されていたのだが、近年の調査によると家康公との夫婦仲も良く、ただ公の保身の為暗殺したことを正当化するために後世にそういう伝説を作られ広められてしまったらしい。

そんな築山殿があまりにも切なくて、開業前に一族のお墓参りに連れていってもらった折に、西来院の御霊廟、「月窟廟」にも参りお詫びをさせていただいた。
(ちょっと不思議なのは、築山殿が殺害された8月29日はぼくの母の誕生日である。旧暦になおすと9月19日なので違うのだが、偶然にしては・・・)

妖刀「村正」の伝説を作った先祖を持つ呪われた一族という金田一幸助に調べ回されそうな一族の末裔であり、さらに母方の祖父は平松町の隣、白州町の神社である鹿島さん(!!)の神官をやっていた、それがぼくの「血」である。
(小さい頃から家康公のことがなぜか嫌いだったのも、この血のせいかもしれない。)

そりゃ刀や武の世界から逃げられませんわな~と感心してしまった。

ただ本身の刀のことに関しては不勉強もいいところなので、この刀剣ブームにのっかって嗜みの範囲で勉強しておくのもいいかなぁ??とも考えているのだが、ブームに乗っかるというのがなにか悔しい気もしているのである。

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調息堂開業の一年前、阿倍野区松崎町にまだ移住していなかった頃の10月、チェンマイに語学留学されていた関西CS研究会の顧問、福島先生の御自宅に10日間程ホームステイさせていただいたことがある。

本当は北タイのストリートチルドレンを保護する活動をしているアーサー・パッタナー・デック財団に先生が10年以上関わっておられる縁でそこの活動に参加させていただくはずだったのが、日程の関係からほとんどチェンマイ観光になった。

日本とは違う華やかできらびやかな仏教寺院、アジアの様々な文化が混沌のようにいりまじった市場やナイトバザール、現地の料理(北タイ料理)・・・・・
どれも驚きの連続で、一日中、いや、寝ている間も異文化のシャワーを浴び続け、7日目頃から風邪を引いてしまった。

日本は過ごしやすい秋になったのにまた高温多湿の地域に飛び込んだのも原因の一つなので、早朝に帰国して数時間眠ったら一気に経過したのだが、それから数日間は鼻をかむとドロッとした鼻血がドバドバ出る日が続いた

どうも神経系統が極度に緊張をしていたらしい。

福島先生には地元の人達の生活を感じたいとお願いしていたので、食事は先生の借りている家の大家さんのお手伝いさんの手料理か現地の人が通う食堂で、せっかくだから日本では食べられないものを頼むよう心がけていた。

面白いことが起きたのは、チェンマイ大学の東側にある現地の人が行くクイッティオ(麺料理のこと)屋さんでスープが真っ赤な色をしたクイッティオを食べた時だ。

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そのどうみても怪しい色したクイッティオが運ばれてくると頭は好奇心いっぱいでワクワクしているのだが妙に息が苦しく、確かめてたら水落がカチカチに固まりお腹に息が入らない状態になっていた。

まずはスープを蓮華で掬い口に含んで味を確かめようとしたら、さらにどんどん水落が固くなるのが分かる。
口に含んでみると意外に普通のあっさり塩味で辛くも無く(そもそも北タイ料理は辛くない。)、日本人好みの味で拍子抜けし安心もしたのだが、やっぱり水落が緩まない。変な汗さえ出てくる。。。

なんのこっちゃない、意識が安全なものだと納得しても、自分の経験では想像すらできない料理に本能がずっと警戒し続けたのだ。
恐らく、どうみても紫蘇ジュースにしか見えない見た目なのにあっさり塩味というギャップも警戒が解けなかった理由ではないか???食材が想像できないのである。

味が美味しかったので完食はできたのだけど、そこから半日ぐらいやっぱり水落が緩まずフラフラしていた。体のほうも吸収して良いのか??体に毒じゃないのか??おっかなびっくり消化してたんだと思う。
(以前、在日の方にいただいた韓国料理で見た事もない食材が出てきても平気だったのは、その方がどういうものか解説してくださったからかもしれない。)

帰国後、タイに詳しい先輩にその料理の話を聞いたところ、豚の血を出汁に使うスープがあってそれじゃないか??ということだった。

なるほど!!!!!と心身ともにそこで初めて安心できたのだけど、整体的に本当に面白い体験だった。

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